CBDは違法?合法?本当のところどうなの?

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大麻と聞くと日本人は違法薬物であるとのイメージが湧いてしまいますが、実際に薬局などの店頭に行けばCBD製品が並んでいるのを目にしたときに、違法では?との疑問が浮かぶのではないでしょうか。

目次

日本でCBDの使用・所持は合法

1948年より施行された大麻取締法によると、日本で違法とされているのは「大麻草の葉と花穂とそれらを使用した製品」であり、「大麻草の成熟した茎もしくは種子とそれらを使用した製品」は違法の対象から除外されています。

CBD製品は大麻草の成熟した茎や種子から抽出した成分から作られます。したがって日本では合法であり、所持したり使用したりすることで法律に触れるということはありません。日本でのCBD用の大麻草栽培は禁止されておりますので国内で流通するのはすべて輸入品ということになります。

特に欧米ではCBDの健康利用とその効果が大きく注目されており、様々なCBD製品が開発され日本でも手に入れられることが可能になり身近になりました。多くのブランドが日本市場に進出してきています。

医療現場でのCBD

日本の大麻取締法では医療目的の大麻使用が禁止されているため、大麻から抽出した成分で作られた薬の国内販売はありません。

しかし海外では、CBDを含む医薬品が実際に医療現場で使われています。

医療用大麻から抽出された、多発硬化症の筋肉けいれんや疼痛・睡眠障害の治療、難治性てんかんの治療薬として使われるCBDを主成分とした『エピディオレックス』は、カナダやオーストラリア、スペインといった国々では必要に応じて一般的な薬と同じように処方されています」

現在、医学的証拠をもって確認されているCBDの効能に、抗炎症、抗酸化、鎮痛、抗けいれん、抗がん、抗不安などがあり、日本でも今後医療現場でCBDの使用が許可されれば多くの慢性の病気で悩んでいる方の力になれるかもしれない可能性を秘めています。

CBDが日本の法律に触れるケース

CBD製品の使用は日本の法律に触れないことがわかりましたが、考慮しておかなければならないケースもあるそうです。

成熟した大麻草の茎や種子以外の、葉や花穂から抽出されたCBD成分から作られたCBD製品は大麻取締法違反となる。

1948年より施行された大麻取締法によると、日本で違法とされているのは「大麻草の葉と花穂とそれらを使用した製品」であり、「大麻草の成熟した茎もしくは種子とそれらを使用した製品」は違法の対象から除外されています。

THC [Tetrahydrocannabinol; テトラヒドロカンナビノール]が含まれている場合

CBDとTHCは構造が非常によく似ており、化学式も同一です。ただし、両者は原子配置が異なり、違った構造をしています。この構造の違いが、摂取した際の生体への効果に大きな違いをもたらしています。日本国内ではTHCの接種は法律で禁じられており、海外市場にあるCBD製品の中で稀にTHCが含まれたものがある場合があります。基本的に日本に輸入されてくるCBD製品は第3者機関からの厳しい検査を通過しなくてはならないためTHCが含まれているものはありませんが、海外で購入したCBD製品などには稀にTHCが含まれている場合があります。

CBD 購入時に考慮する点

第三者機関の成分検査を確認しましょう、99%の純度のCBDか、THCと農薬などの不純物も全て不検出であるか、安心・安全の工場で厳格な品質管理のもと製造しているかといった点まで確認可能です。

GMP認証(医薬品の製造が許可されている認証)がされているか否かの確認することも忘れずにCBD製品を選ぶ際には参考にしたいところです。

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