CBDの原料植物である大麻の意外と深い日本の関係性。わたしたちの意外と身近にある麻由来のものとは?

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目次

大麻・日本との歴史

CBD配合オイルや化粧品またはVapeなどさまざまなカタチをとりながらようやく日本にも広がってきた麻の世界ですが、実はこの麻を使用したものをわたしたちは日々身近に目にしているのをご存知ですか?

温かいコシのあるうどんに欠かせない七味唐辛子にも実は麻の実が含まれています。

神社と大麻の関係性

例えば新年の初詣をしにお祈りに訪れた神社にある鈴縄を振り鳴らしお願い事をするその鈴縄は「大麻」であり軟質性の麻により作られているものなのです。

主に生活の一部の布として古代から私たち人間と共に、それぞれの国々において、それぞれの地方において育成し、歴史を持ち、文化にも、産業にも、宗教のまつりごとにも関係し、そして何より生活を中心としたつながりで深く関わりあっているのが「麻」なのです。

麻の成長速度の速さ

ヘンプ麻(大麻)は桑科に属する一年草。約110日間で高さ3m~4mまで成長し、茎の直径が2~3cmともなる極めて成長速度の速い植物として知られています。

病気や害虫に強く、農薬や化学肥料をほとんど使用せずに栽培できるので、土壌や水の汚染の心配もありません。

生命力が強く、水さえあればロシアの様な寒冷地や、ヒマラヤの様な高地でも、たくましく育つ植物です。

麻は魔除けの縁起物

この凄まじいほどの正常エネルギーを誇る麻は特に魔除けとして縁起物にはよく使われます。

「麻」の育成がすばらしく速く、その成長が発展、拡大にもつながり大きく根を張ることも含めて、商売繁昌、事業発展、子孫繁栄にも根を張るものとして、縁起物で重宝されています。

かつてはその成長スピードの速さに忍者も修行に使用した『麻』

忍者は自然のエネルギーを最大限に使用した洗練された技を使うことが知られています。かつての日本では忍者たちはこの麻の成長スピードの速さと生命力の高さを利用したトレーニング方法を実践していたといいます。

その内容とは「麻の苗木を毎朝飛び越える」というものです。

成長が早い植物で4ヶ月程度で3mほどの背丈になり、だいたい1日で3cm成長しているということですので毎日麻の苗木を飛び越える飛躍力が1日3cmずつUPしていき、最終的には3m跳べるようになっているというわけです。

日本と大麻の歴史 ~縄文時代まで遡る~

大麻は日本で長い歴史があり、その先史時代、縄文時代までさかのぼります。

縄文時代(紀元前1万年から紀元前300年)の人間の生息地の遺跡で、麻の繊維と種が発見されています。

歴史を通じて、大麻は広く栽培されている作物であり、日本人の生活に重要な役割を果たしてきました。人々は麻で作られた服を着て、さまざまな方法で麻のロープを使い、麻の紙を作り、種を食べ、そして油を作りました。

江戸時代の藩主は経済を強化するためにその耕作を奨励し、裕福な商人は麻で上質な衣服を作りました。麻畑は全国に豊富にありました。

大麻取締法はいつ施行されたか

日本文化を支えてきた素材である大麻は、現在では大麻取締法の対象とされ、痲薬としてみなされています。どうしてそんなことになってしまったのか。

日本産の大麻が法的取り締まりの対象になったのは占領中の昭和二十年のことです。昭和二十年とは西暦になおすと1945年。第二次世界大戦が終戦して直後のことです。

それまで大麻は、日本国内では米に次ぐ農産物として何の規制も受けず全国どこでも普通に生産されていました。

衣服

漁網

鼻緒

食料

など

大麻は日本人の生活の中に深く根を張ってきました。

大麻を吸引習慣は日本にはなかった

大麻の生産は古代に遡りますが、それを痲薬として吸引する習慣は日本にはなかったといいます。大麻に含まれる精神作用物質を「テトラ・ヒドロ・カンナビノール」(THC)といいますが、日本産大麻には、その物質がほとんど含まれていないのです。

日本産大麻は CBD (カンナビジオール) が豊富

それどころか、日本産大麻には「カンナビ・ジオール」(CBD)物質が多く含まれていて、THCの薬効を打ち消す働きをしていたといわれています。現在日本の大麻の大半は大半は栃木県産で生産されています。

大麻は日本の夏の気候に適した衣服

1962年にかて制定された家庭用品品質表示法により 「麻」は、亜麻(リネン)もしくは苧麻(ラミー)のみ。大麻の服は、「植物繊維(ヘンプ」と表示しなければならないとされていました。麻には、苧麻や亜麻以外にも「大麻」や「黄麻」 や「マニラ麻」など麻の名称がついているものもありますが、麻の表示ではなくて指定外繊維として表示されています。

麻は古代から利用されている歴史ある繊維です。天然繊維の中では最も強い繊維で水に濡れても強いことが特徴で通気性がいいことが特徴です、湿度の高い日本に適した素材といえます。

また吸湿性に優れていて、繊維に小さな節があるのが、肌への接触を少なくしていることも涼感につながっています。このような点から麻が夏用の素材に向いているのはこのような特徴からと考えられています。

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