CBD製品と他の精神安定剤の同時投与は大丈夫?

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CBD製品と他の抗うつ剤の同時併用は大丈夫か?

ストレス社会がヒトに与える影響は思ったよりも大きく精神面に加え、ストレスは、自律神経系、内分泌系(ホルモン)、免疫系などを介して、身体の反応として現れます。もし、ストレスが慢性的に、強く作用しつづけると、これらの反応が持続することとなり、身体の各部に器質的あるいは機能的な障害を引き起こします。心理的な問題にもつながりうつ病として現れることもあり、現代では多くの方が心の問題を抱えており、特に都市部に住んでいる人の中にはうつ病の症状を落ち着かせる安定剤を処方されている方もいます。

CBDは精神安定剤になりうるか

CBDに期待できる主な影響の一つの"気分や情緒を安定させる"はこの心の問題に対して精神安定剤の薬の代わりになる可能性を秘めています。

私たちの体内では、ストレスがかかっている状態において、コルチゾールと呼ばれるストレスホルモンが副腎で生成されます。心身がストレスを受けると急激に分泌が増えることから、「ストレスホルモン」とも呼ばれています。ストレスから身を守ろうとして分泌されるこのコルチゾール。長期的で未解決のストレスは慢性的なコルチゾールの排出につながる可能性があり、実際にうつ病患者のコルチゾール値が高いことがわかっており、不眠症やうつ病などのメンタル不全や、生活習慣病などのストレス関連疾患につながるケースが多くなることが分かっています。

CBDは脳内のセロトニンの働きを促進しカンナビノイド受容体を介して作用し、副腎にコルチゾール生成を抑えるよう伝達します。

現段階で抗うつ剤の薬を使用している方で化学療法をやめ、自然療法に興味がある方はCBDを試してみるのもいいかもしれません。

基本的にCBDと抗うつ剤の併用は控えるべき

CBDは、カンナビノイドシステムとの相互作用により、体に多くのプラスの効果をもたらすことが知られています。しかし、CBDはP450酵素の働きを弱めることが知られています。シトクロムP450(CYP)と呼ばれるP450酵素は、外因性化学物質の酸化的代謝に関与しており、医薬品の第I相代謝において主要な役割を果たしています。これは肝臓で産生されるタンパク質で多様な構造の化合物を水酸化することがで きる酵素群です。

CBDを体内に入れた後、CBDはこの酵素に結合し、P450酵素は他の化合物に結合できなくなります。それにより胃のなかで消化された精神安定剤に含まれる成分代謝の割合が減り、その結果、体内に吸収される量が通常より増えてしまいます。このため、効果が強く出たり、副作用が現れやすくなると考えられています。

したがって精神安定剤とCBDを併用することにより予期される副作用には、重度の眠気、錯乱、集中力の問題などがあります故、同時併用は避けたほうが良さそうです。

CBDは抗うつ剤になりかわる可能性を秘めている

CBDには様々な魅力があり、気分を落ち着かせてくれる効果もその一つです。

これはCBDがセロトニン5HT1A受容体という部分との親和性が強く、脳内にあるセロトニンの利用率を増加させる効果があり 十分な量のセロトニンで脳内が満たされることで、感情や気分のコントロールができるようになることにより与えられる効果です。

これにより不安感の軽減・気分の高揚といった効果がでるため、不安神経症やうつ病に効くという検証結果も多く存在します。ストレス社会の圧迫により心の問題を感じていて精神安定剤に頼りがちになっている現代人の救世主になりうる可能性を秘めているものがこのCBDなのです。

 

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